2段階認証はオンにしておこう|パスワードがもれても、入られないために
「ニュースで『情報がもれました』って聞くと、うちは大丈夫かしらって、落ち着かないのよね」
そんな気持ちになること、ありませんか?
ちょっと想像してみてください。
朝、お茶を飲みながらテレビのニュースを見ている。どこかの会社から、パスワードがもれたらしい。それでも「うちは、もう1つカギをかけてあるから」と、そのままお茶の続きを楽しめる。
そんな朝にしてくれるのが、「2段階認証(にだんかいにんしょう)」です。パスワードがもれても、あなたのスマホに届く番号がなければ、かんたんには入られません。
- 2段階認証が、どんなしくみかが分かる
- 番号がなかなか届かないときに、どうすればいいかが分かる
- 番号が何通も届いたとき、どれを使えばいいかが分かる
「番号が来ない」「どれが本物?」とあわてることが、ぐっと減りますよ。
✅ 先に結論
2段階認証は、パスワードのほかに、スマホに届く番号などでも本人か確かめるしくみです。オンにしておくと、パスワードがもれても入られにくくなります。番号がすぐ届かないときは、少し待ってから再送を。何通も届いたら、いちばん新しい番号を使います。自分で何もしていないのに番号が届いたら、だれにも教えず、心配ならパスワードを変えましょう。
わたしは、オンにできるものは、すべてオンに
わたしは、2段階認証をオンにできるものは、すべてオンにしています。
番号は、SMS(エスエムエス)とメールで受け取っています。
最近は、こちらで選ばなくても、はじめから2段階認証が求められるサービスも多いと感じています。それだけ、パスワードだけでは守りきれなくなっている、ということなんでしょうね。
ただ、困ったこともあります。番号がすぐに届かなくて、再送を何度か押したら、あとから何通もまとめて届いたんです。
SMSの画面を見ても、上と下のどちらが新しいのか、分からなくなることがあります。この記事では、そんなときの見分け方もご案内しますね。
2段階認証って、なに?
たとえるなら、玄関のカギのほかに、もう1つカギがあるようなものです。
1つめのカギは、いつものパスワード。2つめのカギは、あなたのスマホに届く番号などです。
ログインするとき、パスワードを入れたあとに、「スマホに届いた番号を入れてください」と出てくる。これが2段階認証です。

💡 ポイント
サービスによって、「2段階認証」「2要素認証」「多要素認証」「ログイン時の確認」など、呼び名がちがいます。どれも、パスワードのほかにもう1つ確かめるしくみのことですよ。
どうして、オンにするとよいの?
パスワードは、使っているサービスの側からもれることがあります。あなたがどれだけ気をつけていても、です。
2段階認証がオンになっていれば、だれかがパスワードを手に入れても、あなたのスマホに届く番号がなければ、入られにくくなります。

ただし、にせのサイトに番号まで入れてしまうと、この守りもやぶられてしまいます。番号は、自分でログインするときに、本物の画面にだけ入れてくださいね。
わたしは、攻める側の力は、これからもっと強くなっていくと感じています。だからこそ、やぶられても、そこで止める守りをしておきたいんです。
どこからオンにするか、迷いますよね。
いちばん先は、銀行や証券会社、クレジットカードなど、お金に関わるものです。
その次が、メールや、Google(グーグル)・Apple(アップル)のアカウント。ほかのサービスのパスワードを作り直すときの入り口になるので、早めにしておくと安心なんです。
ネット通販やスマホ決済、LINE(ライン)は、そのあとで大丈夫ですよ。
番号は、どうやって届くの?
多くのサービスで使われているのが、SMS(ショートメッセージ)。電話番号あてに、数字が届きます。
登録したメールアドレスに届く、メールの方法もありますね。
もう1つが、認証アプリ。専用のアプリが数字を出してくれるので、電話の電波がなくても使えるんです。
はじめは、サービスがすすめる方法のままで大丈夫ですよ。わたしも、SMSとメールで受け取っています。
番号がすぐに届かないとき
番号は、すぐに届かないことがあります。
ここで再送を何度も押してしまうと、あとから何通もまとめて届くことがあるんです。わたしも、これで迷いました。
✅ まずは、少し待つ
住んでいる地域や、携帯電話の会社によって、届くのがおくれることがあります。
✅ それでも来なければ、再送を1回だけ
押したら、また少し待ってみてください。何度も続けて押すと、しばらく再送できなくなるサービスもあります。前に頼んだ番号が、あとからおくれて届くこともあるんです。
✅ 何通も届いたら、いちばん新しい番号を使う
Google(グーグル)のように、使えるのはいちばん新しい番号だけ、というサービスがあります。迷ったら、いちばん新しいものを使えば大丈夫です。

💡 ポイント
SMSには、届いた時刻が書いてあります。いちばん新しい時刻のものを選んでくださいね。1つのやりとりの中では、いちばん下が新しいものです。
番号は、キーボードの上から入れられる
番号を読んで、1つずつ打ちこまなくても大丈夫です。
番号を入れる欄をさわると、キーボードの上や画面の下に、届いた番号が出てくることがあります。それを押すだけで、番号が入ります。
iPhone(アイフォーン)では、キーボードのすぐ上に出てきます。Android(アンドロイド)にも同じような機能がありますが、出てこない機種もあります。出てくれば、打ちまちがえる心配もありませんね。
自分で何もしていないのに、番号が届いたら
ログインしていないのに、番号が届くことがあります。
だれかが、あなたのアカウントに入ろうとしているのかもしれません。ほかの人が、打ちまちがえただけのこともあります。
そんなときは、その番号を、だれにも教えないでくださいね。「警察です」「会社の者です」と言われても、家族や友だちを名乗る相手でも、です。
心配なら、そのサービスのパスワードを、ほかと同じでない新しいものに変えておくと安心ですよ。
⚠️ 注意
番号を聞いてくる電話やメッセージは、詐欺だと思ってください。番号は、あなたが自分でログインするときに、自分で入れるだけのもの。人に伝えることは、ありません。
どこでオンにするの?
2段階認証は、それぞれのサービスの「設定」の中にあります。「セキュリティ」や「ログイン」といった項目の中を見てみてください。
画面はサービスごとにちがうので、迷ったら、そのサービスのヘルプで「2段階認証」と調べると、手順がのっていますよ。
LINEの設定は、こちらでご案内しています。
👉 LINEの乗っ取りを防ぐ設定|「お金を送って」は詐欺です
まとめ
もう一度、結論です。
2段階認証は、パスワードのほかに、スマホに届く番号などでも本人か確かめるしくみです。オンにしておくと、パスワードがもれても入られにくくなります。番号がすぐ届かないときは、少し待ってから再送を。何通も届いたら、いちばん新しい番号を使います。自分で何もしていないのに番号が届いたら、だれにも教えず、心配ならパスワードを変えましょう。
始めるのは、お金に関わるものから。番号が来ないときは、少し待って、再送は1回だけ。何通も届いたら、いちばん新しいもの。頼んでいない番号は、だれにも教えない。
覚えておくのは、この4つだけで大丈夫です。
パスワードと2段階認証。この2つがそろえば、やぶられても、そこで止められる守りになりますよ。
次のステップ
パスワードは、サービスごとに分けておくと、さらに安心です。
👉 パスワードの使い回しはやめよう|1つもれると、ほかのサービスまで開いてしまう理由
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