乗っ取られたかも?と思ったら|あわてずに、まずこの順番で
「お友だちから、『変なメッセージが来たけど、あなた?』って電話があって。もう、どうしたらいいのか」
そんなことがあったら、胸がどきっとしますよね。
でも、ちょっと想像してみてください。
することの順番が、手元のメモにちゃんと書いてある。どきっとしても、上から1つずつ進めていけばいい。10分後には、「ひとまず、できることはした」と、お茶をいれ直していられる。
乗っ取りは、気づいてすぐ動けば、被害を小さくできます。この記事を、そのときのメモにしてくださいね。
- 「乗っ取りかも?」のサインが分かる
- 最初にすることが、順番で分かる
- ログインできなくなったときや、お金が関わるときの連絡先が分かる
どきっとしても、することが分かっていれば、ちゃんと落ち着けますよ。
✅ 先に結論
乗っ取りかも?と思ったら、メッセージのリンクではなく、いつもの公式のアプリやサイトから入って、パスワードを変えます。同じパスワードをほかでも使っていたら、そちらも変えます。登録のメールアドレスと電話番号を確かめて、2段階認証をオンに。知らない機械はログアウトします。お金が関わるときは、カードの裏の番号や銀行に、すぐ連絡しましょう。
「乗っ取りかも?」のサイン
こんなことがあったら、乗っ取りを疑ってみてください。
- 自分でログインしていないのに、「ログインがありました」と知らせが届いた
- いつものパスワードで、急にログインできなくなった
- 友だちに、送った覚えのないメッセージが届いている
- 買った覚えのないものが、注文や請求に出てくる
- 頼んでいないのに、確認の番号(認証コード)が届いた
- 登録してあるメールアドレスや電話番号が、知らないものに変わっている
ひとつでも当てはまったら、早めに動くのがいちばんです。乗っ取りは、時間がたつほど、被害が広がりやすいんです。
まず、パスワードを変える
いちばん先にしたいのは、そのサービスのパスワードを変えることです。
このとき、届いたメッセージやメールのリンクから入るのはやめておいてくださいね。いつも使っている公式のアプリやサイトから入ります。知らせ自体が、にせものということもあるからです。
新しいパスワードは、ほかのサービスと同じにしないもの。そして、同じパスワードをほかのサービスでも使っていたら、そちらも変えておきます。 1つのパスワードで、ほかまで開けられてしまうことがあるんです。
💡 ポイント
することの順番は、サービスや公的な窓口によって少しちがいます。迷ったら、そのサービスのヘルプにある「乗っ取り」「不正アクセス」のページを開いて、書いてある順番に合わせれば大丈夫ですよ。
次に、カギをかけ直す
パスワードを変えたら、入られたすき間をふさいでいきます。
まずは、登録してあるメールアドレスと電話番号。知らないものに変わっていたら、すぐに自分のものに直します。ここを変えられたままだと、パスワードを作り直す知らせが相手に届いて、また入られてしまうんです。
次に、2段階認証をオンに。パスワードのほかに、スマホに届く番号でも本人か確かめるしくみです。これで、パスワードだけでは入られにくくなります。(LINE(ライン)は、パスワードを変えて、ほかの機械からのログインを許す設定をオフにするのが、同じ守りになります。)
それから、ログインしている機械の一覧を見てみてください。知らないスマホやパソコンがあったら、ログアウトや削除をします。Google(グーグル)やApple(アップル)、LINEなどは、設定の中でこの一覧が見られます。
ログインできなくなっていたら
パスワードを変えられて、もう入れない。そんなときも、あきらめなくて大丈夫です。
Googleのアカウントは、「アカウントの復元」のページから、質問に答えて取り戻しを申し込めます。Appleのアカウントは、まずパスワードのリセットを試して、だめなら「アカウントの復旧」という手続きがあります。こちらは、数日以上かかることもあるので、申し込んだら、待つのがいちばんです。申し込みをやり直すと、かえっておくれることがあるんですよ。
LINEは、まずログインし直せないか試して、だめなら登録の電話番号とパスワードで引き継ぎを。それでも戻らなければ、LINEのヘルプの問い合わせフォームから連絡します。問い合わせは、被害にあったご本人から。家族が代わりに、というのは、原則できないそうです。
⚠️ 注意
LINEは、乗っ取りと確かめられると、悪用されないように、そのアカウントを消すことがあります。有料のスタンプなどは、新しいアカウントに移してもらえます。
お金が関わっていたら
買った覚えのないものや、知らない引き落としがあったら、すぐに連絡です。
✅ クレジットカードなら……
カードの裏に書いてある、カード会社の電話番号へ
✅ 銀行なら……
通帳やキャッシュカード、公式のサイトにある、銀行の窓口へ
✅ 警察に相談するなら……
警察の相談専用の電話「#9110」へ(受付は、おもに平日の昼間)
どこに相談したらいいか分からないときは、消費者ホットライン「188」でも聞いてもらえますよ。
連絡先は、届いたメッセージに書いてある番号ではなく、カードや通帳、公式のサイトで自分で確かめた番号にかけてくださいね。
届いたメッセージや、おかしな画面は消さずに、画面の写真(スクリーンショット)で残しておくと、相談するときに役立ちます。
家族や友だちにも、ひとこと
LINEなどが乗っ取られると、あなたの名前で、家族や友だちに「プリペイドカードを買って」「お金を送って」と届くことがあります。
だから、乗っ取りに気づいたら、電話など、ちがう方法で家族や友だちに伝えておくと安心です。「わたしから、お金の話が来ても、それはわたしじゃないからね」と。
反対に、家族や友だちから急なお金の話が届いたときも、まず電話で本人に確かめてみてください。そのひと手間で、防げることがたくさんあるんです。
まとめ
もう一度、結論です。
乗っ取りかも?と思ったら、メッセージのリンクではなく、いつもの公式のアプリやサイトから入って、パスワードを変えます。同じパスワードをほかでも使っていたら、そちらも変えます。登録のメールアドレスと電話番号を確かめて、2段階認証をオンに。知らない機械はログアウトします。お金が関わるときは、カードの裏の番号や銀行に、すぐ連絡しましょう。
パスワードを変えて、カギをかけ直して、お金のことはすぐ連絡。家族や友だちにも、ひとこと。
この流れだけ覚えておけば、どきっとしても、ひとつずつ落ち着いて進められますよ。
次のステップ
乗っ取られないために、いちばん効くのが2段階認証です。まだの方は、こちらからどうぞ。
👉 2段階認証はオンにしておこう|パスワードがもれても、入られないために
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