停電のとき、スマホの充電はどうする?|家に置いておく大きなバッテリー
台風の夜。強い風の音がして、ふっと部屋の明かりが消えた。
テレビもつかない。頼りはスマホだけ。でも、電池は残り30%……。家族に「大丈夫だよ」と連絡したいし、ニュースも見たい。いつまで電気が戻らないのかしら——。
そんな心細い夜に、心強いのがポータブル電源なんです。家に置いておく大きなバッテリーで、停電のときにもスマホを何度も充電できるんですよ。
- スマホを何日も充電できる
- 家と同じコンセントがついていて、電気毛布や明かりにも使える
- 選ぶときに見るのは、3つだけ
停電の夜でも、家族と連絡を取り合いながら、落ち着いて朝を待てるようになりますよ。 どんなものか、一緒に見ていきましょうね。
✅ 先に結論
停電にそなえるなら、家に「ポータブル電源」を1台置いておくと安心です。選ぶときは「容量(Wh)」「コンセントがあるか」「持てる重さか」の3つを見ます。ふだんは説明書のとおりにしまって、3か月に1回くらい充電して使えるか確かめておきましょう。
停電で、まず困ること

停電すると、思っていたより多くのものが止まるんです。
- 部屋の明かり
- テレビ(ニュースが見られない)
- 冬なら暖房、夏ならエアコン
- 固定電話(電源につないで使う電話機や、光回線の電話は、停電で使えなくなることが多いんです)
そんなとき、情報を知るのも、家族に無事を伝えるのも、スマホが頼りになりますよね。だからこそ、スマホの電池を切らさないことが大切なんです。
モバイルバッテリーと、どうちがうの?
かばんに入れて持ち歩く「モバイルバッテリー」とは、大きさも、できることもちがうんです。
| モバイルバッテリー | ポータブル電源 | |
|---|---|---|
| 大きさ | 手のひらサイズ | お弁当箱〜小さなクーラーボックスくらい |
| スマホの充電 | 1〜4回ほど | 十回以上 |
| 家と同じコンセント | ない | ある |
| 向いているのは | 外出のとき | 停電のとき・家で |
外出用のモバイルバッテリーの選び方は、こちらでご案内しています。
👉 モバイルバッテリーの選び方|出かけ先で電池が切れても安心です
選ぶときに見るのは、3つだけ

① 容量(Wh:ワットアワー)
ポータブル電源には「Wh(ワットアワー)」という数字が書いてあります。ためられる電気の量のことで、数字が大きいほど長く使えるんです。
| 容量 | スマホの充電(目安) | 重さ(目安) | 向いている方 |
|---|---|---|---|
| 300Wh くらい | 十数回 | 3〜5kg | スマホと明かりがあればいい |
| 500Wh くらい | 二十回以上 | 5〜7kg | はじめての1台におすすめ |
| 1,000Wh くらい | 四十回ほど | 10kg以上 | 電気毛布なども長く使いたい |
回数や重さは、機種によって変わります。ひとり暮らしやご夫婦なら、500Whくらいあれば、スマホの充電にはまず困りませんよ。
② 家と同じコンセントがあるか
スマホだけなら、USBの差し口があれば充電できます。でも、家と同じ形のコンセントがついていると、電気スタンドや電気毛布、ラジオなど、ふだんの家電も使えるんです。
💡 ポイント
商品の説明に「正弦波(せいげんは)」「純正弦波」と書いてあるものを選ぶと安心です。家のコンセントと同じ形の電気が出るので、家電が故障しにくいんですよ。
ドライヤーや電子レンジのように、たくさん電気を使う家電は動かないこともあります。使いたい家電があるときは、商品の説明の「定格出力(W)」が、その家電の消費電力より大きいか見てくださいね。
③ 自分で持ち運べる重さか
いざというとき、2階や別の部屋へ運ぶこともあります。お店で実物を持ってみるか、重さを見て、ご自分で持てるものを選びましょう。持ち手がついているものが楽ですよ。
ふだんは、しまっておくだけ
ポータブル電源は、ふだんは使わずにしまっておくものですよね。でも、ずっと置きっぱなしにすると、いざというときに電気が減っていることがあるんです。
- 3か月に1回くらい、電気の残りを見て、充電しておく
- 長くしまうときの電気の量は、メーカーによって案内がちがいます。「6〜8割くらい」のところもあれば、「満タンで」のところもあるので、説明書を見てくださいね
- 暑くなる場所や、湿気の多い場所に置かない
- 落としたり、ぶつけたりしない(中の電池が傷んで、煙や火が出るおそれがあるんです)
💡 ポイント
カレンダーの「季節の変わり目」に、ポータブル電源の充電の予定を書いておくと忘れにくいんです。スマホのカレンダーに、3か月ごとのお知らせを入れておくのもいいですね。
太陽の光で充電できるものも
「ソーラーパネル」(別売り、またはセットで売っているもの)をつなぐと、太陽の光で充電できる機種もあるんです。停電が何日も続いたときに、晴れていれば電気をためられますよ。最初は本体だけでも大丈夫です。
台風や大雪の予報が出たら、しておくこと
停電しそうなときは、前の日のうちに、この3つをしておきましょう。
- ポータブル電源を満タンに充電しておく
- スマホとモバイルバッテリーも満タンにしておく
- ポータブル電源を、すぐ手が届く場所に出しておく
停電してからスマホを使うときは、画面を暗くしたり、「低電力モード」(Androidなら「省電力モード」)をオンにしたりすると、電池が長もちしますよ。
まとめ
もう一度、結論です。
停電にそなえるなら、家に「ポータブル電源」を1台置いておくと安心です。選ぶときは「容量(Wh)」「コンセントがあるか」「持てる重さか」の3つを見ます。ふだんは説明書のとおりにしまって、3か月に1回くらい充電して使えるか確かめておきましょう。
- ポータブル電源は、停電のときに家で使う大きなバッテリー
- 見るのは容量・コンセント・重さの3つ
- はじめての1台は 500Wh くらいが目安
- 「正弦波」と書いてあるものが安心
- 3か月に1回、充電して確かめる
- 台風の予報が出たら、前の日に満タンに
ポータブル電源が1台あるだけで、停電の夜の心細さが、ずいぶん変わるんです。明かりのそばで、家族と「こっちは大丈夫よ」と連絡を取り合いながら、落ち着いて電気が戻るのを待てますよ。
次のステップ
ふだん出かけるときの電池切れには、手のひらサイズのモバイルバッテリーが便利です。
👉 モバイルバッテリーの選び方|出かけ先で電池が切れても安心です

