ポータブル電源は必要?いらない?|停電のそなえ方をくらべて、わが家に合うものを選ぶ
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停電しても、スマホの電池を気にしなくていい。家族と連絡がとれて、天気や停電の知らせも確かめられる。そんなそなえを、わが家に合った形でしておけたら安心ですよね。
「ポータブル電源(家に置いておける大きなバッテリー)は必要?」と迷ったら、ほかのそなえ方とくらべてみるのがいちばんです。
停電のときにスマホを充電する方法は、大きく分けて5つ。それぞれの、いいところと気をつけることを見ていきましょう。
✅ 先に結論
スマホの充電だけなら、まずはモバイルバッテリー。家族が多い、停電が長引くと困る、電気毛布も使いたいなら、ポータブル電源があると安心です。手回しは最後の手段。カセットボンベの発電機は、家の中では絶対に使いません。
停電のときにスマホを充電する、5つの方法
| 方法 | いいところ | 気をつけること |
|---|---|---|
| モバイルバッテリー | 安くて軽い。ふだんの外出にも使える | ためられる電気は少なめ |
| 手回し充電器 | 電池がなくても、回せば使える | 回すのが大変で、たまる電気は少し |
| 車で充電 | ガソリンがあれば充電できる | 閉め切った車庫ではエンジンをかけない。かけっぱなしは長くしない |
| カセットボンベの発電機 | ボンベがあれば電気を作れる | 家の中では絶対に使わない。値段が高い |
| ポータブル電源 | 家の中で使える。大きさによっては電気毛布も | 値段が高く、置き場所が要る |
モバイルバッテリー|まずは1つ持っておく
いちばん手軽なそなえです。NITE(ナイト・製品評価技術基盤機構)も「災害時のスマートフォン等の充電には、モバイルバッテリーの存在が欠かせません。」としています。
ふだんの外出にも使えるので、持っていて損はありません。ただ、ためられる電気は少なめ。停電が何日も続くと、足りなくなることがあります。
⚠️ 気をつけて
買うときは「PSE(ピーエスイー)マーク」がついているかを見てください。モバイルバッテリーからの火事は増えています。選び方は、こちらにまとめています。
👉 モバイルバッテリーの選び方|出かけ先で電池が切れても安心です
手回し充電器|「最後の手段」と考える
電池がなくなっても、ハンドルを回せば電気を作れます。ラジオやライトがいっしょになったものもあります。
ただ、回してたまる電気は少しだけ。ソニーの手回しラジオ(いまは作られていない機種)の紹介ページでは、スマホなら約5分回して、話せるのは約3分という例が書かれています。機種によっては、充電できないスマホもあります。
わたしの家にも、手回しラジオがあります。古いので、スマホの充電口はついていません。ラジオとライトは使えます。でも、回すのは軽くないので、ずっと回し続けるのは無理ですね。
スマホの充電の中心にするのはむずかしいので、ほかのそなえがなくなったときの「最後の手段」と考えておきましょう。
車で充電|閉め切った場所ではエンジンをかけない
車があれば、シガーソケットやUSB(ユーエスビー)の差し口からスマホを充電できます。ガソリンがあるかぎり使えるのは心強いところです。
⚠️ 気をつけて
車庫のような閉め切った場所では、エンジンをかけたままにしないでください。車の説明書にも「車庫内など換気が悪い場所や囲まれた場所では、エンジンを停止してください。」と書かれています。外でも、エンジンのかけっぱなしは長くしないようにしましょう。
また、ガソリンを使います。災害のあとは、ガソリンスタンドに長い列ができて、手に入りにくくなることもあります。ふだんから、ガソリンは多めに入れておくと安心です。
カセットボンベの発電機|家の中では絶対に使わない
カセットこんろと同じボンベで動く発電機です。ボンベがあれば電気を作れます。ただ、ボンベ2本で動くのは1〜2時間ほど。長く使うには、たくさんのボンベが要ります。
でも、エンジンで動くので、一酸化炭素(目に見えず、においもない、体に害のあるガス)が出ます。NITE・経済産業省・消費者庁は「屋内では絶対に使用しないでください。」と注意をよびかけています。外でも、窓や玄関の近く、車庫の近くでは使わないでください(消費者庁)。
エンジンの音がして、値段も高めです。マンションや、家のまわりに場所がない方には向きません。
ポータブル電源|家の中で、静かに使える
ポータブル電源は、エンジンがなく、排気ガスも出ないので、家の中で使えます。発電機よりずっと静かです。スマホだけでなく、ライトや、大きさによっては電気毛布にも使えるのが、ほかとのちがいです。
そのかわり、値段がかかり、家のどこかに置き場所も要ります。
⚠️ 気をつけて
ポータブル電源は、モバイルバッテリーとちがって、PSEマークの決まりの対象ではありません。消費者庁によると、ポータブル電源の事故の半分ほどは、リコール(回収)の対象の製品でした。作っている会社がはっきりした製品を選び、ときどき残りを確かめて充電しておきましょう。
わたしは、スマホの充電とライトのために、小さめのポータブル電源を1台持っています。大きいものは高かったので、目的をしぼって選びました。ライトが好きなので、家にはいろいろなライトもころがっています(笑)。
わが家に合うのはどれ?
- スマホの充電だけなら → まずはモバイルバッテリー
- 家族が多い・停電が長引くと困る・電気毛布も使いたいなら → ポータブル電源
- どちらもなくなったときのために → 手回しのラジオやライトを1つ
国の防災のチェックリスト(首相官邸)にも、「予備電池・携帯充電器」が入っています。どれか1つでもいいので、わが家に合うものを、いまのうちに用意しておきましょう。
まとめ
もう一度、結論です。
スマホの充電だけなら、まずはモバイルバッテリー。家族が多い、停電が長引くと困る、電気毛布も使いたいなら、ポータブル電源があると安心です。手回しは最後の手段。カセットボンベの発電機は、家の中では絶対に使いません。
次のステップ
ポータブル電源を選ぶなら、何に使いたいかで大きさを決めましょう。
👉 ポータブル電源は何Whあれば足りる?|スマホなら何回分? 電気毛布・扇風機の目安も
買ったあとのしまい方は、こちらです。
👉 ポータブル電源のしまい方|置き場所と、ときどきの充電だけ覚えておけば大丈夫
停電のときのスマホのそなえ全体は、こちらにまとめています。
👉 停電のとき、スマホの充電はどうする?|家に置いておく大きなバッテリー

