スマホで行けるアジアの世界遺産|押すだけで、万里の長城からペトラまで
「アジアの世界遺産を、家にいながら見てみたい」
「でも、どこから見ればいいのか分からない」
大丈夫。探さなくていいように、中国からヨルダンまで、アジアの世界遺産の入口を、この記事にご用意しました。
想像してみてください。お茶を片手にこの記事を開いて、「ストリートビューで歩く」を押す。次の瞬間、目の前に万里の長城が、山をこえてうねうねと続きます。指でなぞれば、右も左も見渡せる。見終わったら戻って、次はカンボジアのアンコール・ワットへ。地図で探さなくても、押すだけで世界遺産の前に立てるんです。
世界遺産は、世界に1,273件(2026年7月時点)。アジアだけでもたくさんあるので、まずは名前を聞いたことがありそうな10か所を、東から西へ地域ごとに選びました。最後に、ちょっとめずらしい5か所も、おまけでご紹介します。
ヨーロッパやアフリカなど、ほかの地域の世界遺産は、こちらにまとめています。
👉 スマホで行ける海外の世界遺産|押すだけで、ピラミッドからマチュピチュまで
今日は1か所だけでも大丈夫。気になる名前を、押してみてください。
✅ 先に結論
「ストリートビューで歩く」を押すと、その世界遺産の景色がスマホに広がります。その場に立ったように、指でぐるりと見まわせます。「地図を見る」を押せば、どこにあるのかが分かります。写真をたくさん読みこむので、続けて見るときは家のWi-Fi(ワイファイ)につなぐと安心です。
見方は2つ。地図と、ストリートビュー
どの世界遺産にも、入口を2つご用意しました。
地図を見る:Google(グーグル)マップで、その場所の地図が開きます。どこにあるのか、まわりに何があるのかが、ひと目で分かります。
ストリートビューで歩く:その場に立って見まわせる写真が開きます。
- 見まわす:画面を指でなぞる
- 前へ進む:矢印や白い線が出ていたら押す
- この記事に戻る:左上の戻るマークを押す
くわしい使い方は、こちらにまとめています。
👉 家にいながら世界遺産を歩く|Googleマップのストリートビューで、スマホの中の世界旅行
📱 お使いのスマホによってちがいます
Googleマップのアプリが入っているとアプリで、入っていないとインターネットの画面で開くことがあります。アプリを選ぶ画面が出たら、「Googleマップ」を選んでください。
東アジア
万里の長城(中国)

北からの守りのために、2000年以上前から何度も造り足されてきた、とても長い城壁です。1987年に登録されました。
ストリートビューで開くのは、北京(ペキン)から近い八達嶺(はったつれい)です。山の尾根にそって、城壁がうねうねと続いていきます。いちばん人気の場所なので、人もたくさん写っています。
坂や階段が多いところですが、八達嶺にはケーブルカーもあります。
東南アジア
アンコール・ワット(カンボジア)

12世紀に造られた、石造りの大きな寺院です。まわりの遺跡とあわせて「アンコール」として、1992年に登録されました。
じつは、アンコール・ワットには行ったことがあるんです。カンボジアの入国の手続きは、ヨーロッパの人っぽいパスポートより、日本のパスポートのほうがすんなりでした。
遺跡めぐりは、トゥクトゥク(バイクが引く、屋根つきの乗り物)で。ホテルで紹介してもらったタクシー会社さんが持っていたので、1日貸し切りにしちゃいました。運転手さんはアンコール・ワットに入る免許がなかったので、そのぶんお安く。中へは歩いて入ります。待ち合わせ場所だけ決めたら、あとは森の中の遺跡を、のんびり歩いてまわりました。
森の中に遺跡がとけこんでいる姿は、なんともおごそか。森の自然の中に遺跡が立っている景色は、歩いているだけで楽しかった! 堀(ほり)の外に寝ころがって、ぼーっとながめたりもしました。
遺跡の階段は、ちょっと急なんです。上り下りはゆっくりね。歩きやすいくつで行くのがおすすめです。時間もゆるーく決めていたので、思いっきり満喫できました。
あ、ひとつ注意を。乗り換えのタイ・バンコクの空港は、いつもキンキンに冷えています! 空港に長くいる人は、上着を1枚持っていくと安心ですよ。
ストリートビューで開くのは、西の参道から見た朝焼けです。オレンジに染まる空に、塔のシルエットが浮かびあがります。
ボロブドゥール(インドネシア)

ジャワ島にある、9世紀ごろに造られた仏教の寺院です。石を積みあげた大きな建物で、1991年に登録されました。
ストリートビューで開くのは、南の参道です。正面に、寺院がまるごと見えます。上のほうには、釣り鐘のような形の小さな塔がずらりと並んでいます。
アユタヤ(タイ)

14世紀から400年ほど、タイの都としてさかえた町の遺跡です。1991年に登録されました。
ストリートビューで開くのは、ワット・プラ・シー・サンペットという寺院の跡です。王さまの遺骨をおさめた、先のとがった仏塔が正面にそびえています。
ハロン湾(ベトナム)

海から、石灰岩の島や岩がいくつもつき出している湾です。1994年に、自然遺産として登録されました。
ストリートビューで開くのは、ティートップ島の浜です。おだやかな海の向こうに、岩の島がぽこぽこと浮かんでいます。
南アジア
タージ・マハル(インド)

ムガル帝国の皇帝シャー・ジャハーンが、亡くなったお妃のために建てた白い大理石のお墓です。1983年に登録されました。
細長い池の先に、真っ白な建物。写真で見たことのある、あの景色です。
シーギリヤ(スリランカ)
ジャングルの中にそびえる、大きな岩山です。5世紀に、王さまがこの岩の上に宮殿を造りました。1982年に登録されました。
ストリートビューで開くのは、岩山のふもとの庭園の跡です。まっすぐのびる道の先に、どーんと岩山が待っています。
エベレスト(ネパール)
高さ8,849メートル、世界でいちばん高い山です。エベレストをふくむサガルマータ国立公園が、1979年に自然遺産として登録されました。
ストリートビューで開くのは、登山の出発点になるベースキャンプです。ここでも、標高は5,000メートルをこえています。色とりどりの祈りの旗の向こうに、雪と氷の山が広がります。
中央アジア
サマルカンド(ウズベキスタン)
シルクロードの道すじで、古くからさかえてきた町です。青いタイルの建物が多く、「青の都」とも呼ばれます。2001年に登録されました。
ストリートビューで開くのは、町の中心のレギスタン広場です。青いタイルでかざられた、大きな神学校の建物が目の前に。
西アジア
ペトラ(ヨルダン)
2000年ほど前にさかえた、ナバテア人という人たちの町の遺跡です。岩山をけずって、建物やお墓が造られました。1985年に登録されました。
ストリートビューで開くのは、エル・ハズネ(宝物殿)の前です。細い岩の谷をぬけた先に、岩をそのままほった大きな建物があらわれます。
おまけ:ちょっとめずらしい世界遺産
建物と、日本では見られない雄大な景色。少しめずらしい5か所も、ご紹介します。
オルホン渓谷・エルデネ・ゾー(モンゴル)
草原が広がるオルホン渓谷は、昔から遊牧の人たちが暮らしてきた場所です。「オルホン渓谷の文化的景観」として、2004年に登録されました。
ストリートビューで開くのは、1585年に建てられたエルデネ・ゾーというお寺です。モンゴルでいちばん古いお寺といわれています。広い草地に、お寺の建物が建っています。
ワディ・ラム(ヨルダン)
赤い砂の砂漠に、切り立った岩山がそびえる場所です。昔の人が岩にきざんだ絵や文字も残っていて、自然と文化の両方で価値を認められた「複合遺産」として、2011年に登録されました。ペトラと同じヨルダンにあります。
ストリートビューで開くのは、赤い砂丘のそばです。どこまでも続く砂の先に、岩山が並んでいます。まるで、別の星に来たみたい。
パムッカレ(トルコ)
温泉の水にとけた石灰が固まってできた、真っ白な段々の丘です。上には古代の町ヒエラポリスの遺跡もあり、「ヒエラポリス-パムッカレ」として1988年に登録されました。
ストリートビューで開くのは、白い石灰棚の上です。雪が積もったような白い斜面が、目の前に広がります。
カッパドキア(トルコ)
火山の灰が固まった岩が、雨や風にけずられてできた、ふしぎな形の岩が並ぶ場所です。岩をほって造った教会や住まいも残っています。「ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群」として、1985年に登録されました。
ストリートビューで開くのは、ウチヒサールという岩山の城の上です。奇妙な形の岩の谷を、高いところから見わたせます。
ヒヴァ(ウズベキスタン)
砂漠のオアシスの町です。城壁にかこまれた内側の町「イチャン・カラ」が、1990年に登録されました。ウズベキスタンで、いちばん初めの世界遺産です。
ストリートビューで開くのは、イチャン・カラの大通りです。土色の城壁の先に、青いタイルの太い塔「カルタ・ミナル」が見えます。じつはこの塔、途中で建てるのをやめた、未完成の塔なんです。
気をつけたいこと
景色の写真には、世界中の人が撮って投稿したものもふくまれます。そのため、開く景色があとから変わったり、人が写っていたりすることがあります。写真は少し前のものも多いので、「いまの様子」を確かめるものではなく、眺めて楽しむものと思っておくと安心です。
⚠️ 注意
景色の写真は、データ通信を多く使います。いくつも続けて見るときは、家のWi-Fi(ワイファイ)につないでおくと安心です。
Wi-Fiのつなぎ方は、こちらにまとめています。
👉 Wi-Fiのつなぎ方|家ではギガを気にせず、動画もビデオ通話もゆったり
まとめ
もう一度、結論です。
「ストリートビューで歩く」を押すと、その世界遺産の景色がスマホに広がります。その場に立ったように、指でぐるりと見まわせます。「地図を見る」を押せば、どこにあるのかが分かります。写真をたくさん読みこむので、続けて見るときは家のWi-Fi(ワイファイ)につなぐと安心です。
15か所の中に、行ってみたかった場所はありましたか。
お孫さんやご家族と「次はどこへ行く?」と話しながら見るのも楽しいですよ。まずは1か所、押してみてください。
次のステップ
ヨーロッパやアフリカ、南アメリカの世界遺産は、こちらです。
👉 スマホで行ける海外の世界遺産|押すだけで、ピラミッドからマチュピチュまで
日本の世界遺産も、同じように押すだけで見られます。
👉 スマホで行ける日本の世界遺産|押すだけで、知床から長崎まで
自分で好きな場所を探したくなったら、こちらへどうぞ。
👉 家にいながら世界遺産を歩く|Googleマップのストリートビューで、スマホの中の世界旅行
空から地球ごと眺めるなら、こちらです。
👉 世界遺産を空から見る|Google Earthで、スマホの中の地球をひとまわり

