eSIM(イーシム)ってなに?|新しいiPhoneはSIMカードが入りません
新しいiPhoneを買おうと、お店のパンフレットを見ていたら、「eSIM(イーシム)のみ対応」と書いてありました。
イーシム? SIMカードとは、なにかちがうのかしら。そう思った方も多いのではないでしょうか。
じつは、新しいiPhoneにはSIMカードを差しこむ所がないんです。そのかわりに使うのが、eSIMというしくみなんですよ。
- SIMカードは小さなカードを差すもの。eSIMはスマホの中に書きこむもの
- 日本で売られている新しいiPhone(iPhone 17・17e・Air・18 Pro など)は、eSIMだけで使います
- 機種変更のときは、iPhone同士なら画面の案内で移しかえができることがあります
eSIMのことが分かると、新しいiPhoneへの買いかえも、こわくなくなりますよ。
✅ 先に結論
eSIM(イーシム)は、SIMカードを差しこむかわりに、契約の情報をスマホの中に書きこむしくみです。iPhone 17・17e・Air・18 Pro などはeSIMだけで使い、iPhone同士の機種変更なら「eSIMクイック転送」で移せることがあります。設定は家のWi-Fiにつないで始め、心配なときはお店で相談しましょう。
SIMカードとeSIMのちがい

スマホで電話をかけたり、インターネットを使ったりするには、「SIM(シム)」が必要です。SIMには、あなたの電話番号などの契約の情報が入っているんです。
これまでのスマホは、この情報が入った小さなカード(SIMカード)を、スマホに差しこんで使うのがふつうでした。
eSIMは、そのカードがいらないしくみです。契約の情報を、スマホの中にはじめから入っている部品に書きこんで使います。
| SIMカード | eSIM(イーシム) | |
|---|---|---|
| 形 | 小さなカード | カードはない(スマホの中にある) |
| 使い方 | スマホに差しこむ | スマホの中に書きこむ |
| 受け取り方 | お店でもらう・郵便で届く | インターネットで送られてくる |
| 電話・インターネット | 使える | 使える(できることは同じ) |
電話をかけるのも、インターネットを使うのも、SIMカードとeSIMで、できることは同じなんですよ。ちがうのは、契約の情報の「入れ方」だけです。
SIMカードがスマホのどこにあるのかは、こちらの記事でご説明しています。
👉 スマホのSIMはどこにある?場所とeSIMをやさしく解説
新しいiPhoneは、eSIMだけで使います
Appleのホームページの「仕様」を見ると、いま日本で売られている新しいiPhoneのうち、たとえば次の機種はSIMカードに対応していません。
| 機種 | SIMカード | eSIM |
|---|---|---|
| iPhone 18 Pro・iPhone 18 Pro Max | 使えない | 使える |
| iPhone Air | 使えない | 使える |
| iPhone 17 | 使えない | 使える |
| iPhone 17e | 使えない | 使える |
つまり、これらのiPhoneに買いかえるときは、eSIMを使うことになるんです。
💡 ポイント
いまSIMカードで使っている方も、新しいiPhoneでは eSIM に切りかえて使えます。電話番号は、そのまま使えますよ。
📱 お使いのスマホによってちがいます
Android(アンドロイド)のスマホにも、eSIMが使える機種があります。SIMカードとeSIMのどちらも使える機種もあるんです。お使いの機種がどうなっているかは、スマホの会社のホームページやお店で確かめられます。
eSIMの、うれしいところ
eSIMには、うれしいところがいくつかあるんです。
1. カードを抜いたり差したりしなくていい
SIMカードはとても小さいので、抜いたり差したりするのは、ちょっと手間がかかりますよね。
eSIMなら、カードの抜き差しがいりません。設定は、スマホの画面で進めます。
2. カードが届くのを待たずに使える場合がある
SIMカードは、お店で受け取るか、郵便で届くのを待つ必要がありました。
eSIMは、契約の情報がインターネットで送られてきます。たとえばドコモでは、eSIMに対応したスマホなら、インターネットで申しこんでから早ければ1時間ほどで使いはじめられると案内されています。
3. なくしたり、こわしたりする心配がない
eSIMはスマホの中にあるので、カードをなくしたり、こわしたりする心配がないんです。小さな部品の置き場所に気をつかわなくていいのは、うれしいですよね。
気をつけたいところ
べんりなeSIMですが、気をつけておきたいことも3つあります。知っておけば、あわてずにすみますよ。
1. 設定のときに、インターネットにつながっていることが多い
eSIMは、契約の情報をインターネットで受け取ります。そのため、新しいiPhoneでeSIMを設定するときは、Wi-Fi(ワイファイ)などのインターネットにつないでおくのが基本です。
💡 ポイント
eSIMだけのiPhoneは、古いiPhoneから移す「eSIMクイック転送」なら、Wi-Fiにつながっていなくてもできる場合があります(ドコモの案内)。それでも、家のWi-Fiにつないだ状態ではじめると、とちゅうで止まりにくく安心です。
2. 機種変更のときは、移しかえの手続きがいる
SIMカードなら、古いスマホから抜いて、新しいスマホに差せばよかったですよね。eSIMは、新しいスマホに移しかえる手続きが必要です。
やり方は、このあとの「機種変更のとき」でご説明します。
3. ゆずる・売る・下取りに出す前に、消しておく
古いiPhoneを家族にゆずったり、売ったり、下取りに出したりするときは、中のデータといっしょに、eSIMも消しておくことが大切です。
Appleの案内では、iPhoneの中身を消すときに、eSIMも消すかどうかを聞く画面が出たら、消すほうを選ぶように書かれています。
⚠️ 注意
eSIMを消すのは、新しいiPhoneで電話とインターネットが使えるのを確かめてからにしましょう。先に消してしまうと、もう一度eSIMを出してもらう手続き(再発行)が必要になることがあります。
機種変更のとき:iPhone同士なら「eSIMクイック転送」

iPhoneからiPhoneへ買いかえるときは、「eSIMクイック転送」という方法が使えることがあります。古いiPhoneの電話番号を、画面の案内にしたがって新しいiPhoneへ移せるしくみなんです。
いまSIMカードで使っている方も、この方法で新しいiPhoneのeSIMに移せる場合がありますよ。
Appleの案内では、おもにこんな準備がいるとされています。
- 古いiPhoneと新しいiPhoneを、近くに置く
- 両方のiPhoneで、同じApple Account(アップルアカウント)にサインインしている
- 古いiPhoneのパスコード(画面のロックを開ける数字)が分かる
- 両方のiPhoneで、Bluetooth(ブルートゥース)がオンになっている
新しいiPhoneのはじめの設定のとちゅうで、電話番号を移す案内が出てきます。あとから「設定」アプリで行うこともできるんですよ。
⚠️ 注意
移しかえが終わって、新しいiPhoneで使えるようになると、古いiPhoneのSIMは使えなくなります。
📱 お使いのスマホによってちがいます
eSIMクイック転送が使えるのは、スマホの会社が対応している場合です。Appleの一覧では、日本ではドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルのほか、UQ mobile・ワイモバイル・LINEMO・povo などがのっています。古いiPhoneのiOSが新しくないと使えないこともあるので、先にアップデートしておくと安心です。画面の言葉は、iOSのバージョンによって変わることがあります。
クイック転送が使えないときは
AndroidからiPhoneへ買いかえるときや、クイック転送がうまくいかないときは、スマホの会社でeSIMを出しなおしてもらう方法があります。
スマホの会社のアプリや、ホームページ、お店で手続きできるんです。たとえばドコモは、クイック転送ができないときは、ドコモオンラインショップでeSIMの手続きをするよう案内しています。
💡 ポイント
ソフトバンクでは、自分でeSIMクイック転送をして機種変更するときは、手数料がかからないと案内されています。いっぽう、お店で手続きをお願いすると、手数料がかかることがあります。会社によってちがうので、手続きの前に確かめておくと安心ですよ。
困ったら、お店で相談できます

「自分でやるのは、ちょっと心配」という方も、だいじょうぶです。
ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルには、相談できるお店があります。eSIMの切りかえや、機種変更の手続きも、お店で手伝ってもらえるんですよ。
お店に行くときは、こんなものを持っていくとスムーズです。
- 古いスマホと新しいスマホ(両方とも、充電しておく)
- 古いスマホのパスコード
⚠️ 注意
インターネットで申しこむ料金プランでは、お店で相談できないことがあります。たとえばドコモの「ahamo(アハモ)」は、契約したあとの相談を、チャットや電話で受けつけています。お店で手伝ってもらうと有料になるサポートもあるので、先に確かめておきましょう。
お店で相談できる会社のことは、こちらの記事でくわしくご案内しています。
👉 携帯キャリアとは?格安SIMとのちがい・お店で相談できる会社
💡 ポイント
この記事でご紹介した画面やボタンの名前は、iPhone(アイフォーン)とAndroid(アンドロイド)でちがうことがあります。同じAndroidでも、メーカーや機種によって、名前や場所が少しずつちがうんです。それに、スマホやアプリはアップデートで画面が変わることもあります。見つからないときは、似た名前のところを探してみてくださいね。
まとめ
もう一度、結論です。
eSIM(イーシム)は、SIMカードを差しこむかわりに、契約の情報をスマホの中に書きこむしくみです。iPhone 17・17e・Air・18 Pro などはeSIMだけで使い、iPhone同士の機種変更なら「eSIMクイック転送」で移せることがあります。設定は家のWi-Fiにつないで始め、心配なときはお店で相談しましょう。
- SIMカードはカードを差すもの、eSIMはスマホの中に書きこむもの。できることは同じ
- iPhone 17・17e・Air・18 Pro などは、eSIMだけで使う
- うれしいところは、抜き差しがいらない・届くのを待たずに使える場合がある・なくさない
- 設定のときは、家のWi-Fiにつないでおくと安心
- iPhone同士の機種変更は、eSIMクイック転送で移せることがある
- ゆずる・売る前はeSIMも消す。ただし、新しいiPhoneで使えるのを確かめてから
- 心配なときは、お店で相談できる
eSIMは、むずかしいものではありません。カードの代わりに、スマホの中に情報が入っているだけなんです。しくみが分かれば、新しいiPhoneへの買いかえも、落ちついて進められますよ。新しいスマホで、写真もお話も、もっと楽しめますように。
次のステップ
スマホの会社を乗りかえるときは、先に確かめておきたいことがいくつかあります。こちらの記事で、ひとつずつ確認できますよ。
👉 格安SIMに乗り換える前の確認リスト|LINE・キャリア決済も
関連記事
📚 電話とSIMのまとめ|かけ方・電話代・留守電・eSIMまで

