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災害のとき、町のホームページは「災害用の画面」に変わります|あわてないための見方

「町のページ 災害版になる!」の文字と、ホームページの画面に注意のマークが出ている絵
moriban

台風が通りすぎた朝。近くの避難所は開いているのか、ごみは出していいのか、気になって市のホームページを開いてみた。

すると、いつもの写真やきれいな飾りがありません。白い画面に、文字がずらっと並んでいるだけ。「あれ、壊れた?」「もしかして、にせもののページ?」と、手が止まってしまいますよね。

じつはそれ、災害のときだけに切りかわる、町のホームページの「災害用の画面」なんです。

  • 文字だけの画面は、故障でもにせものでもないことが多い
  • 大事な知らせだけを、開きやすくしてある
  • 開かないときにも、ほかの調べ方があります

いざというとき、見慣れない画面を見てもあわてずに、避難所や給水の知らせを自分で読めるようになりますよ。 本物かどうかの見分け方と、いまのうちにできるそなえも、一緒に見ていきましょうね。

✅ 先に結論

大きな災害のとき、市や町のホームページは、たくさんの人が見ても開けるように、文字中心の「災害用の画面」に変わることがあります。こわれたのではないので、上から順に避難所や給水の知らせを読みましょう。開かないときは、町のLINEや防災アプリ、テレビのdボタン、ラジオでも調べられます。いまのうちに、町のホームページをブックマークしておくと安心です。


どうして画面が変わるの?

スマホの画面を確認しているシニア女性

大きな災害が起きると、町の人がいっせいにホームページを見にきます。ふだんの何倍、何十倍もの人が集まると、ページがなかなか開かなくなってしまうことがあるんです。

そこで、写真や飾りを外して、軽くて開きやすい画面に切りかえる町があります。のせるのは、いま本当に必要な知らせだけ。

たとえば、こんな知らせです。

  • 開いている避難所の場所
  • 給水(水を配る)の場所と時間
  • ごみの出し方の変更(災害でできたごみの出し方など)
  • 家がこわれたときの罹災証明書(りさいしょうめいしょ・被害を受けたことを町が証明する書類)の受付

見た目はそっけなくても、知りたいことが上のほうにまとまっています。むしろ読みやすい、と思いませんか。


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たとえば千葉市は「3段階」で切りかえます

千葉市のホームページには、災害のときの「災害時モード」の説明があります。災害の大きさに合わせて、3つの段階で画面を変えるそうです。

段階 どんなとき 画面はどうなる
注意喚起モード 大雨などの警報が出たとき、地震のあとなど 警報や震度などの知らせをのせる
災害警戒モード 災害が起きるおそれがとても高いとき トップページの大きな写真のところが、緊急の知らせの場所になる
緊急対応モード 大きな災害のとき ページ全体をかんたんな表示にして、大事な知らせだけをのせる

注目してほしいのは、アドレス(URL)はいつもと同じということ。ブックマークから開いても、ちゃんと災害用の画面が出てくるんですね。千葉市では、年に2回ほど切りかえの試験もしているそうです。

💡 ポイント

「災害時モード」「災害時トップページ」「緊急時の表示」など、呼び方は町によってちがいます。切りかえのしくみがない町もあります。お住まいの町のホームページで「災害」と探してみると、説明が見つかることがありますよ。


ホームページが開かないときは

ミント色の地に太い深緑の線で描いた、ホームページの画面にオレンジの注意マークが出ている線画。左に町の建物

災害用の画面にしても、それでも開きにくいことはあります。そんなときに、知っておくと助かる方法がいくつかあるんです。

ヤフーが「写し」を用意してくれることがある

検索サイトのYahoo! JAPAN(ヤフー)は、全国のたくさんの自治体(市や町、県。およそ1600)と、災害のときの知らせを手伝う約束(協定)を結んでいます。2023年9月には、47都道府県すべてと結び終えたと発表しました。

その手伝いのひとつが、町のホームページの写し(キャッシュサイト)を、ヤフーの側で用意すること。見に来る人をヤフーの側にも分けて、町のホームページがパンクしないようにするしくみなんです。

災害のとき、町のホームページを開こうとして、ヤフーの写しのページが出てくることがあるかもしれません。ただし、いつも必ず用意されるわけではありませんし、町によって手伝いの中身もちがいます。

ほかの調べ方も持っておく

ホームページだけにたよらず、知らせを受け取る道をいくつか持っておくと心強いですよ。

  • 町のLINE公式アカウントやX(旧ツイッター):災害の知らせを流している町があります
  • 防災アプリ:町や県のアプリ、全国向けのアプリなど
  • テレビのdボタン:NHKなどのデータ放送で、避難の知らせや開いている避難所が見られることがあります
  • ラジオ:停電してテレビが見られないときにも聞けます

町の防災アプリについては、こちらの記事でくわしくご紹介しています。

👉 お住まいの町の防災アプリを入れておこう|避難所の知らせがスマホに届きます

📱 お使いのスマホによってちがいます

テレビのdボタンを押したあとのメニューの名前(「防災・生活情報」など)は、放送局やテレビのメーカーによってちがいます。ふだんの日に一度押してみて、どこに防災の知らせがあるか見ておくと、いざというときに迷いませんよ。


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本物のページか、見分けるコツ

見慣れない画面だと、「にせもののページじゃないかしら」と心配になりますよね。大事な心がまえです。見分けるコツを2つお伝えしますね。

アドレスの終わりを見てみる

画面のいちばん上(または下)に出ている、ページのアドレスを見てください。市や町のホームページは、「lg.jp」で終わるものが多いんです。lg.jp は、自治体のためのアドレスの決まった形なんですよ。

ただ、全部の町がそうではありません。さきほどの千葉市のように「city.chiba.jp」という形の町もあります。lg.jp でないから、にせもの、とは言えないんですね。

いちばん確かなのは、ふだんから自分で開いている町のホームページを、ブックマークから開くことです。

届いたメッセージのリンクは押さない

災害のあとには、町や役所、支援の団体を名乗る、あやしいメールやメッセージが届くことがあります。

⚠️ 注意

知らない相手から届いたメールやSMS(ショートメッセージ)のリンクは、押さないでください。「支援金の受付」「罹災証明の申し込み」などと書かれていても、町の知らせは、自分で開いた町のホームページで確かめましょう。

あやしいメールの見分け方は、こちらにまとめています。

👉 そのメール、開く前に|あやしいメールの見分け方


いまのうちに、しておけること

カフェの木製テーブルに置かれたスマートフォンとメガネ

災害が起きてから町のホームページを探すのは、たいへんです。ふだんのうちに、すぐ開けるようにしておきましょう。

  • いつも使っている検索で、お住まいの町の名前と「市役所」などを入れて、町のホームページを開く
  • アドレスが町のものか、ひと目見ておく
  • ブックマーク(お気に入り)に入れる
  • できれば、ホーム画面にも置いておく

ホーム画面に置くと、アプリと同じように、指1本ですぐ開けるようになります。お孫さんやご家族に「これ、置いておいて」と頼むのもいいですね。

📱 お使いのスマホによってちがいます

iPhoneのSafari(サファリ)では、画面の右下の「…」を押すと、「ブックマークの追加先」や「共有」が出てきます。ホーム画面に置くときは、「共有」を押して、出てきた一覧を下へ動かすと出てくる「ホーム画面に追加」を選びます(古いiPhoneでは、画面の下の共有のマーク〈四角から矢印が上に出ている形〉から選びます)。AndroidのChrome(クローム)では、右上の「︙」を押すと、ブックマークのマーク(☆)や「ホーム画面に追加」などが出てきます(「インストールしてショートカットを作成」という名前のこともあります)。名前や場所は、バージョンによって変わることがあります。


よくある心配

災害用の画面のとき、ふだんのページは見られないの?

災害用の画面になっているあいだは、ふだんのお知らせが見つけにくいことがあります。災害の知らせを先に出すためなので、落ち着いたら元の画面にもどるんです。急ぎでない手続きは、少し待ってみましょう。

画面が古いまま変わらない気がする

ページがスマホに残っている古いものを見せていることがあります。いちど閉じて開きなおすか、画面を下に引っぱってみてください。新しい知らせに変わることがありますよ。

写しのページ(キャッシュサイト)は信用していいの?

町のホームページをそのまま写したものなので、中身は町の知らせです。ただ、写しをとったときより新しい知らせが、まだ入っていないこともあるんです。大事な手続きは、あとで町のホームページや窓口でも確かめると安心でしょう。

💡 ポイント

この記事でご紹介した画面やボタンの名前は、iPhone(アイフォーン)とAndroid(アンドロイド)でちがうことがあります。同じAndroidでも、メーカーや機種によって、名前や場所が少しずつちがうんです。それに、スマホやアプリはアップデートで画面が変わることもあります。見つからないときは、似た名前のところを探してみてくださいね。


まとめ

もう一度、結論です。
大きな災害のとき、市や町のホームページは、たくさんの人が見ても開けるように、文字中心の「災害用の画面」に変わることがあります。こわれたのではないので、上から順に避難所や給水の知らせを読みましょう。開かないときは、町のLINEや防災アプリ、テレビのdボタン、ラジオでも調べられます。いまのうちに、町のホームページをブックマークしておくと安心です。

  • 文字だけの画面は、開きやすくするための災害用の画面
  • 千葉市のように、アドレスはいつもと同じ町もある
  • 開かないときは、ヤフーの写しや、LINE・防災アプリ・dボタン・ラジオ
  • 「lg.jp」は目安。届いたメッセージのリンクは押さない
  • いまのうちに、ブックマークとホーム画面へ

見慣れない画面は、町が「この知らせだけは届けたい」と用意した画面なんです。知っていれば、あわてずに読めます。いまのうちにブックマークをひとつ、それがあなたと家族を守る小さなそなえになりますよ。

次のステップ

災害の前に見ておきたいのが、お住まいのあたりの危ない場所を示した地図です。スマホでも見られますよ。

👉 ハザードマップをスマホで見る|わが家の危ないところと避難所を確かめる

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スマホを落として画面を割ってしまう方は、思いのほか多いものです。ケースをつけておくだけで防げることも多いので、まだお使いでない方は一度ご覧になってみてください。




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