タップ・長押し・スワイプとは?|指の動かし方で、スマホが思いどおりに
「アイコンを長押ししてください」
説明書や、娘さんの説明に、さらっと出てくるこの言葉。アイコンは、アプリの小さな絵のことです。長押しって、どのくらい? 押したら何か消えちゃわない? そう思って、指が止まったこと、ありませんか?
ちょっと想像してみてください。
孫から届いた写真を、指2本でぐーっと広げて、笑った顔を大きくして見る。長いお知らせの画面も、指でさっと上へ送って、読みたいところまで一気に進む。スマホの指の動かし方は、ほんの数種類。覚えてしまえば、説明の言葉がそのまま分かるようになるんです。
- 「タップ」は、ちょんと軽く触れる
- 「長押し」は、何か出てくるまで触れたまま待つ
- 「スワイプ」は、紙をめくるように指をすべらせる
- 「ピンチ」は、2本の指で広げたり、つまんだり
「長押しってなに?」と聞き返さずにすむ毎日が、すぐそこですよ。
✅ 先に結論
スマホの指の動かし方は、軽く触れる「タップ」、触れたまま待つ「長押し」、指をすべらせる「スワイプ」、2本の指で広げる・つまむ「ピンチ」の4つが基本です。まずは写真やホーム画面で、こわがらずに試してみてくださいね。
触っただけでは、こわれません

最初に、いちばん大事なことをお伝えしますね。
スマホの画面は、指で触って使うために作られたものなんです。ちょっと触ったくらいで、こわれたり、大事なものが消えたりはしません。
まちがって何か開いてしまっても、大丈夫。前の画面にもどる方法が、ちゃんとあります(この記事のおわりで、ご案内しますね)。
それから、強く押す必要もありません。スマホの画面は、指がそっと触れたことを感じとってくれます。ぎゅっと力を入れるより、軽く触れるほうが、むしろうまく動くんですよ。
「タップ」で、アプリが開きます
タップは、画面を1本の指で、ちょんと軽く触れて、すぐ離す動きです。
Apple(アップル)の説明でも、「画面上の項目を1本指で少しの間タッチ」することをタップと呼んでいます。たとえば、ホーム画面(アプリの絵がならんだ、いつもの画面)でアイコンをタップすると、そのアプリが開くんです。
ボタンを押すのも、文字を入れる欄を選ぶのも、ぜんぶタップ。スマホでいちばんよく使う動きですね。
💡 ポイント
うまく動かないときは、指の腹で、ボタンのまん中をちょんと触れてみてください。小さなボタンは、まん中をねらうだけで、ぐっと押しやすくなりますよ。
「ダブルタップ」は、2回つづけてちょんちょん
同じところを、すばやく2回タップするのが「ダブルタップ」です。
写真やインターネットのページでダブルタップすると、そこが大きくなります。もう一度ダブルタップすれば、元の大きさに戻りますよ。iPhone(アイフォーン)もAndroid(アンドロイド)も、公式の説明で紹介されている使い方なんです。
「長押し」で、かくれたメニューが出てきます
長押しは、画面に指を触れたまま、何か出てくるまで待つ動きです。
Appleの説明では「タッチして押さえたままにする」と書かれていて、「何かが起こるまで」押す、とあります。つまり、長さは決まっていないんですね。少しのあいだ触れたまま待って、メニュー(できることの一覧)や小さな画面がふわっと出てきたら、それが合図です。
たとえば、こんなときに使います。
- アプリの絵を長押しすると、そのアプリの小さなメニューが出る
- 文字を長押しすると、その文字でできることの一覧が出てくる
- インターネットのリンク(押すと別のページへ飛ぶ、色のついた文字)を長押しすると、開く前に中身をのぞける
出てきたメニューを使わないときは、メニューの外の、何もないところをタップすれば閉じます。押しただけで何かが消えることは、ありませんよ。
📱 お使いのスマホによってちがいます
スマホが「長押しだな」と気づくまでの時間は、じつは設定で変えられるんです。iPhoneは「設定」→「アクセシビリティ」→「タッチ」→「触覚タッチ」で、「速い」か「遅い」を選べます。Androidも、長押しの長さを変えられると、Google(グーグル)のヘルプ(使い方の説明ページ)に書かれています。場所は機種でちがうので、設定の検索の欄に「長押し」と入れて探してみてくださいね。
「スワイプ」で、画面をめくれます
スワイプは、画面に触れた指を、さっとすべらせる動きです。本のページをめくるときの、あの指の動きに近いですね。
- ホーム画面で左へスワイプすると、となりのページのアプリが出てくる
- 写真を左右にスワイプすると、前の写真・次の写真に切りかわる
- 長いページを上へスワイプすると、下のほうが見えてくる
Appleの説明では、長いページは「スワイプすると素早くスクロールでき」、画面に触れると止まる、とあります。スクロールは「画面を上下に送ること」。勢いよく流れていっても、指でちょんと触れれば止まるので、あわてなくて大丈夫なんです。
「ドラッグ」は、指を離さずにゆっくり運ぶ
スワイプと似ていますが、指を触れたまま、ゆっくり動かすのが「ドラッグ」です。
アプリの絵の場所を入れかえるときに使います。Appleの説明だと、まず、ホーム画面の何もないところを長押しします。アイコンがぷるぷると波打ち始めたら、動かしたいアイコンを好きな場所へドラッグ。長押しとドラッグの組み合わせなんですね。
💡 ポイント
アイコンが波打っているあいだは、並べかえの最中です。終わったら、ホームボタンを押すか(画面の下に丸いホームボタンがあるiPhone)、ホーム画面の何もないところをタップ(そのほかのiPhone)すれば、元に戻りますよ。
「ピンチ」で、小さな文字も写真も大きく

ピンチは、2本の指で、画面を広げたり、つまんだりする動きです。親指と人さし指を使うと、やりやすいですよ。
- 2本の指を画面に置いて、指と指のあいだを広げる → 大きくなる
- 2本の指を画面に置いて、つまむように寄せる → 小さくなる
Appleの説明でも、Googleのヘルプでも、この方法で写真やページの大きさを変えられると書かれています。
細かい字の地図や、遠くから撮った集合写真。顔がよく見えないときは、ぜひ指でぐーっと広げてみてください。お孫さんの表情まで、はっきり見えますよ。
💡 ポイント
ピンチで大きくできない画面もあります。そんなときは、スマホ全体の文字を大きくする設定が便利なんです。スマホの文字を大きくする方法も、あわせてどうぞ。
うまく反応しないときに、ためしたいこと
慣れた人でも、うまくいかない日はあります。そんなときは、次のことを思い出してみてくださいね。
- 爪の先ではなく、指の腹で触れてみる
- 画面に水や汚れがついていたら、やわらかい布でそっとふく
- スワイプは、ためらわずにさっと動かす(Appleの説明でも「素早く」動かす動きです)
- 長押しは、メニューが出てくるまで指を離さずに待つ
手のふるえなどで、思うように触れにくい日もありますよね。iPhoneには、触れたときの受けとり方を変える設定(「タッチ調整」)もあるんです。iPhoneの「設定」→「アクセシビリティ」→「タッチ」の中にありますよ。
それでも画面がまったく動かないときは、スマホそのものが固まって(止まって動かなくなって)いるのかもしれません。
👉 スマホの画面が固まった・電源が切れないとき|3つの段階で落ち着いて直す
💡 ポイント
この記事でご紹介した画面やボタンの名前は、iPhone(アイフォーン)とAndroid(アンドロイド)でちがうことがあります。同じAndroidでも、メーカーや機種によって、名前や場所が少しずつちがうんです。それに、スマホやアプリは時期によって新しくなる(アップデートする)ので、画面の見た目が変わることもあります。見つからないときは、設定の画面の検索の欄に言葉を入れて探してみてくださいね。家族に聞いたり、AI(話しかけると答えてくれるアプリ)に「iPhoneで〇〇の設定はどこ?」と聞いてみたりするのも手ですよ。ただ、AIの答えも、ときどき古かったりまちがっていたりするので、自分の画面と見くらべながら進めると安心です。
まとめ
もう一度、結論です。
スマホの指の動かし方は、軽く触れる「タップ」、触れたまま待つ「長押し」、指をすべらせる「スワイプ」、2本の指で広げる・つまむ「ピンチ」の4つが基本です。まずは写真やホーム画面で、こわがらずに試してみてくださいね。
✅ アプリを開くなら……
アイコンを「タップ」(ちょんと触れて離す)
✅ かくれたメニューを出すなら……
「長押し」(何か出てくるまで触れたまま待つ)
✅ 画面をめくる・送るなら……
「スワイプ」(指をさっとすべらせる)
✅ 写真や文字を大きくするなら……
「ピンチ」(2本の指で広げる)か「ダブルタップ」
⚠️ 注意
スマホの機能やアプリの中身、料金は、変わることがあります。うまくいかないときは、それぞれの公式の案内や、あなたの携帯会社の案内も確かめてくださいね。
指の動きが分かると、説明の言葉が、ちゃんと絵になって浮かぶようになります。「こう触ればいいのね」と、自分の手でスマホを動かせる毎日になりますよ。
次のステップ
指の動かし方が分かったら、次は「まちがえても、すぐ戻れる」方法を覚えましょう。これを知っていると、どの画面でも安心して触れるようになりますよ。
👉 前の画面に戻る・ホーム画面に戻る|迷子になっても、すぐ戻れます

