スマホから大きな音が鳴ったら|緊急速報の見方と設定
台所でお茶をいれていたら、テーブルの上のスマホから、聞いたことのない大きな音が鳴りだした。
「ビーッ、ビーッ」。画面には、見慣れない文字。何が起きたの? 壊れたのかしら? どきっとして、手が止まってしまいますよね。
それは、緊急速報という、国や町からの大事なお知らせなんです。地震や大雨など、命を守るための知らせが、スマホに直接届くしくみなんですよ。
- 大きな音は、故障ではありません
- 鳴ったら、まず身を守ることが先
- 落ち着いたら、画面の文字を読む
あの音が鳴っても、あわてずに「まず身を守って、それから読む」と動けるようになりますよ。 届くように確かめておく設定も、一緒に見ていきましょうね。
✅ 先に結論
スマホから大きな音が鳴ったら、それは地震や大雨などを知らせる「緊急速報」です。地震の知らせなら、まず机の下に入るなど身を守り、揺れがおさまってから画面の文字を読みましょう。届くように、iPhoneは「設定」→「通知」のいちばん下、Androidは「設定」で「緊急速報」と探して、オンになっているか確かめておくと安心です。
緊急速報って、どんなもの?
気象庁や国、お住まいの市区町村が出す、命にかかわる大事なお知らせが、スマホに届くしくみなんです。
たとえば、こんなときに届きます。
| お知らせ | どんなときに |
|---|---|
| 緊急地震速報 | 強い揺れが来る直前 |
| 津波警報 | 津波が来るおそれがあるとき |
| 大雨や土砂災害の知らせ | 避難が必要なとき |
| 避難の情報 | 市区町村が避難をよびかけるとき |
その地域にいる人のスマホに、いっせいに届くんです。申し込みもいりませんし、お金もかかりませんよ。
💡 ポイント
ドコモでは「エリアメール」、au・ソフトバンクなどでは「緊急速報メール」と呼ばれています。名前はちがっても、同じしくみのお知らせなんですよ。
鳴ったら、まずすること

地震の知らせ(緊急地震速報)なら
緊急地震速報は、揺れが来る数秒から数十秒前に届くことがあります。ただ、震源が近いと、揺れと同時やあとに届くこともあるんです。音が鳴っても揺れを感じても、画面を読むより先に、身を守ってください。
- 机やテーブルの下にもぐる
- 頭を手やクッションで守る
- 窓や棚、背の高い家具から離れる
- 火を使っていたら、無理に消しに行かない(揺れがおさまってから)
揺れがおさまったら、画面の文字や、テレビ・ラジオで様子を確かめましょう。
大雨や避難の知らせなら
画面の文字を、ゆっくり読んでください。「どこの」「何が」「どうしてほしい」が書いてあります。
避難のよびかけがあったら、市区町村の案内にしたがいましょう。足が不自由な方や、ひとりで動くのが心配な方は、早めにご近所や家族に声をかけてくださいね。
届くように、設定を確かめておく
緊急速報は、ふつうは最初からオンになっています。でも、何かのはずみでオフになっていることもあるので、一度確かめておくと安心です。
iPhoneの場合
- 「設定」を開きます
- 「通知」を押します
- いちばん下まで動かします
- 「緊急地震速報/災害・避難情報」のところにある「緊急速報」がオンになっているか見ます
📱 お使いのスマホによってちがいます
「緊急速報」を押すと、「常に警報音を鳴らす」という項目があります。オンにしておくと、消音モード(マナーモード)のときでも音で知らせてくれますよ。
Androidの場合
Androidは、メーカーによって場所がちがうんです。いちばんかんたんなのは、検索する方法ですよ。
- 「設定」を開きます
- 上のほうにある検索の欄(虫めがねのマーク)を押します
- 「緊急速報」と入れます
- 出てきた「緊急速報メール」や「緊急速報」を押して、オンになっているか見ます
ドコモのスマホでは「災害用キット」というアプリの中の「エリアメール」から、ギャラクシーでは「設定」→「安全及び緊急」→「緊急速報メール」から設定することもあります。
💡 ポイント
この記事でご紹介した画面やボタンの名前は、iPhone(アイフォーン)とAndroid(アンドロイド)でちがうことがあります。同じAndroidでも、メーカーや機種によって、名前や場所が少しずつちがうんです。それに、スマホやアプリはアップデートで画面が変わることもあります。見つからないときは、似た名前のところを探してみてくださいね。
よくある心配
夜中に鳴ったら、うるさくない?
緊急速報は、命を守るためのものなので、ふだんの通知よりも大きな音が出るようになっているんです。夜中に鳴るのは、本当に大事なときだけ。オフにはしないでおきましょうね。
「訓練」と書いてあったら?
市区町村や国が、ときどき訓練で緊急速報を送ることがあります。画面に「訓練」と書かれていることがあり、そのときは本当の災害ではありません。音の大きさを知っておく、いい機会ですね。
機内モードだと届く?
機内モードのあいだは、Wi-Fiにつないでいても届きません。届かなかった知らせは、あとから受け取ることもできないんです。電池を長もちさせるために機内モードを使うときは、ときどきオフにしてくださいね。
👉 災害のとき、スマホの電池を長もちさせる|まずは「低電力モード」をオンに
まとめ
もう一度、結論です。
スマホから大きな音が鳴ったら、それは地震や大雨などを知らせる「緊急速報」です。地震の知らせなら、まず机の下に入るなど身を守り、揺れがおさまってから画面の文字を読みましょう。届くように、iPhoneは「設定」→「通知」のいちばん下、Androidは「設定」で「緊急速報」と探して、オンになっているか確かめておくと安心です。
- 大きな音は故障ではなく、命を守るお知らせ
- 地震の知らせなら、読む前に身を守る
- 大雨や避難の知らせは、どこの・何が・どうしてほしいを読む
- 設定がオンになっているか、一度確かめておく
- 機内モードのあいだは届かない
あの大きな音は、スマホが「気をつけて」と教えてくれている声なんです。意味が分かっていれば、こわい音ではなくなります。いざというとき、あなたと家族を守る、いちばん早い知らせになってくれますよ。
次のステップ
災害のあと、家族と電話がつながらないときに、無事を伝え合う方法があります。

