スマホの基本

お住まいの町の防災アプリを入れておこう|避難所の知らせがスマホに届きます

「防災アプリ いれておく?」の文字と、スマホの画面で鳴っている黄色いベルの絵
moriban

夜、窓の外はざあざあ降りの雨。遠くで防災無線が何か言っている。

でも、雨の音にかき消されて、肝心なところが聞き取れない。「避難所が……」と言っていた気がするけれど、どこが開いたの? 窓を開けて耳をすませても、もう放送は終わっていた。そんな夜、ありませんでしたか。

防災無線は、強い風や雨の日には聞き取りにくいことがある、と町の側も案内しているんです。そこで心強いのが、お住まいの町の防災アプリなんですよ。

  • 避難所が開いた、給水はここ、といった町からの細かい知らせが届く
  • 聞きのがした放送も、スマホの文字であとから読める
  • 入れるのは無料のものがほとんど

雨の夜でも、町からの知らせを手もとで落ち着いて読めるようになります。 探し方から入れたあとの設定まで、一緒に見ていきましょうね。

✅ 先に結論

お住まいの町の防災アプリを入れておくと、避難所が開いた知らせや給水の場所など、町からの細かい知らせがスマホに文字で届きます。アプリは、町のホームページで「防災アプリ」と調べて、そこから入れるのがいちばん安心です。入れたら、お住まいの地域を登録して、通知を「許可」にしておきましょう。町のアプリが見つからなければ、全国で使える「Yahoo!防災速報」を1つ入れておけば大丈夫です。


緊急速報とは、どうちがうの?

中高年の女性がスマートフォンの画面を見ながら笑顔で操作している

「スマホには、もう緊急速報が届くんじゃないの?」と思われたかもしれませんね。そのとおりです。でも、役目が少しちがうんです。

緊急速報は、地震や大雨のときに、その地域の人のスマホへいっせいに鳴る命を守るための大きな知らせです。申し込みもいらず、最初から届くようになっています。

いっぽう防災アプリは、町からのもっと細かい知らせを届けてくれます。たとえば、こんなものです。

  • 〇〇小学校の避難所が開きました
  • 給水車がこの場所に来ます
  • 防災無線で放送した内容(文字で読める町もあります)
  • 大雨のときの川の様子や、お住まいの地域の注意報

それに、ハザードマップ(大雨や地震のときに危ない場所を色で示した地図)や、近くの避難所の地図が入っているアプリも多いんですよ。

つまり、緊急速報は「危ない、すぐ動いて」と教えてくれるもの。防災アプリは「では、どこへ行けばいいか」「何が用意されているか」を教えてくれるもの、と考えると分かりやすいでしょう。

💡 ポイント

緊急速報は、防災アプリを入れても入れなくても届きます。2つは取りかえるものではなく、両方あると安心なものなんです。緊急速報の設定は、関連記事の「緊急速報の見方と設定」で確かめられますよ。


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防災アプリは、大きく分けて2種類

町や県が作ったアプリ

市区町村や都道府県が、住んでいる人のために用意しているアプリです。

たとえば東京都には「東京都防災アプリ」があり、シニアの方向けの「シニアモード」も選べるようになっています。区や市が、自分の町だけのアプリを出しているところもありますね。

町のアプリのいちばんの良さは、その町の避難所や給水の知らせが、いちばん早く・くわしく届くことなんです。防災無線の放送を、アプリで聞き直したり文字で読んだりできる町もあります。

ただ、すべての町にアプリがあるわけではありません。メールで知らせる町や、全国向けのアプリと手を組んで知らせている町もあるんです。

全国どこでも使えるアプリ

住んでいる場所に関係なく使えるアプリもあります。よく知られているのは、この2つですね。

  • Yahoo!防災速報(ヤフー防災速報)… 今いる場所のほかに、国内の地域を3か所まで登録できます。町によっては、町からの緊急の知らせもこのアプリで届くんです
  • NHK ONE ニュース・防災(エヌエイチケー ワン)… ニュースと一緒に、地域の天気や警報、町が出した避難の情報を見られます

📱 お使いのスマホによってちがいます

NHKのアプリは、以前は「NHK ニュース・防災」という名前でした。2025年10月に「NHK ONE ニュース・防災」に新しくなっています。古いアプリが入ったままの方は、新しいほうを入れ直す必要があることがあります。なお、NHKのアプリは、家でNHKの受信契約をしていれば追加の負担はいらない、と案内されています。


自分の町のアプリの探し方

クリーム色の地に太い深緑の線で描いた、画面にオレンジのベルが鳴るスマホの線画。左に町の建物

ここがいちばん大事なところです。探し方は2つありますよ。

町のホームページから探す(いちばん安心)

  • お住まいの市区町村のホームページを開きます
  • ページの中の検索の欄に「防災アプリ」と入れます
  • アプリの案内ページが出てきたら、そこにあるApp Store(アップストア)やGoogle Play(グーグルプレイ)へのボタンを押して入れます

町のホームページから入れれば、まちがったアプリを入れる心配がないんです。「〇〇市 防災アプリ」と、ふだんの検索で調べても見つかることが多いですね。

アプリの売り場で探す

iPhone(アイフォーン)なら「App Store」、Android(アンドロイド)なら「Google Play ストア」を開いて、「〇〇市 防災」のように、町の名前と「防災」を入れて探します。

ただ、この探し方だと、よく似た名前のアプリがいくつも出てくることがあります。どれが町のものか迷ったら、町のホームページの案内と同じ名前かを見比べてくださいね。

⚠️ 注意

役所の名前をまねたアプリや、防災をうたってお金を求めるアプリが混ざっていることもあります。町の防災アプリは、ほとんどが無料です。お金を払う画面や、カードの番号を入れる画面が出てきたら、入れるのをやめて、町のホームページの案内を見直しましょう。

町のアプリは、町から頼まれた会社が作っていることも多いんです。ですから、アプリの作り手の名前が町の名前でなくても、それだけでニセモノとは限りません。町のホームページから入れるのが、いちばん確かな見分け方なんですよ。


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入れたら、すること

アプリを入れただけでは、知らせが届かないことがあります。最初に、この2つだけしておきましょう。

1. 地域を登録する

アプリを開くと、最初に「どの地域の知らせを受け取るか」を聞かれることが多いんです。お住まいの市区町村を選んでくださいね。

全国で使えるアプリなら、離れて住む家族の地域も登録しておくと安心です。娘さんや息子さんの町に大雨の知らせが出たら、こちらにも届きます。「大丈夫?」と早めに声をかけられますよね。

2. 通知を「許可」にする

入れたばかりのアプリは、「通知を送ってもいいですか?」と聞いてきます。ここで「許可」を押すのが大事なんです。

「許可しない」を押してしまうと、アプリを開かない限り、知らせに気づけません。せっかく入れても、雨の夜に役に立たなくなってしまいますね。

「今いる場所を使ってもいいですか?」と聞かれることもあります。今いる場所の知らせを受け取りたいなら、こちらも許可しておきましょう。

📱 お使いのスマホによってちがいます

通知のたずね方は、iPhoneでは「“〇〇”は通知を送信します。よろしいですか?」、Androidでは「〇〇に通知の送信を許可しますか?」のような文で出ることが多いです。場所のたずね方は、iPhoneでは「Appの使用中は許可」「1度だけ許可」、Androidでは「アプリの使用時のみ」「今回のみ」などから選ぶ形のことがあります。うっかり「許可しない」を押したときは、スマホの「設定」→「通知」から、そのアプリの名前を探してオンにできますよ。

登録と許可がすんで、アプリのいちばん上にお住まいの町の名前が出ていたら、できていますよ。


迷ったら、1つだけでいいんです

ダイニングテーブルに並んで座り、スマートフォンの画面を見てほほえむ高齢の夫婦

「いくつも入れたほうがいいの?」と迷いますよね。結論から言うと、まずは1つで十分です。

  • 町のアプリがあるなら → 町のアプリを1つ
  • 町のアプリが見つからないなら → Yahoo!防災速報を1つ

離れて住む家族の地域も見ておきたくなったら、そのときに全国向けのアプリを足せばいいんです。たくさん入れても、知らせが重なって、かえって読むのがたいへんになりますからね。


よくある心配

お金はかかるの?

町の防災アプリも、Yahoo!防災速報も、入れるのは無料です。ただ、ダウンロードや使うときの通信料は、ふだんのスマホ代と同じように自分の負担になります。家にWi-Fi(ワイファイ)があるなら、家で入れるといいですね。

通知がうるさくならない?

大雨の時期などは、知らせが続けて届くこともあります。でも、たいていのアプリは、どの知らせを受け取るか選べるんです。アプリの中の「設定」を開くと、「地震」「大雨」「避難の情報」などをひとつずつオン・オフできることがありますよ。

ただ、「避難の情報」と「町からの緊急の知らせ」だけは、オンのままにしておいてくださいね。

文字が小さくて読めなかったら?

スマホ全体の文字を大きくすると、アプリの文字も大きくなることが多いです。東京都防災アプリのように、シニア向けの画面(シニアモード)を選べるアプリもありますよ。

👉 スマホの文字を大きくする方法|小さくて読みにくい方へ

💡 ポイント

この記事でご紹介した画面やボタンの名前は、iPhone(アイフォーン)とAndroid(アンドロイド)でちがうことがあります。同じAndroidでも、メーカーや機種によって、名前や場所が少しずつちがうんです。それに、スマホやアプリはアップデートで画面が変わることもあります。見つからないときは、似た名前のところを探してみてくださいね。


まとめ

もう一度、結論です。
お住まいの町の防災アプリを入れておくと、避難所が開いた知らせや給水の場所など、町からの細かい知らせがスマホに文字で届きます。アプリは、町のホームページで「防災アプリ」と調べて、そこから入れるのがいちばん安心です。入れたら、お住まいの地域を登録して、通知を「許可」にしておきましょう。町のアプリが見つからなければ、全国で使える「Yahoo!防災速報」を1つ入れておけば大丈夫です。

  • 緊急速報は命を守る大きな知らせ、防災アプリは町からの細かい知らせ
  • 町のアプリは、町のホームページから入れると安心
  • 入れたら地域の登録と通知の許可
  • お金を求めるアプリは入れない
  • 迷ったら、まずは1つだけ

雨の音で防災無線が聞こえなくても、もうあわてなくていいんです。晴れている今日のうちに1つ入れておけば、いざというとき、町の声があなたの手もとに届きますよ。

次のステップ

災害のときは、町のホームページも、ふだんとはちがう「災害用の画面」に変わることがあります。アプリと一緒に、見方を知っておきましょう。

👉 災害のとき、町のホームページは「災害用の画面」に変わります|あわてないための見方

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スマホを落として画面を割ってしまう方は、思いのほか多いものです。ケースをつけておくだけで防げることも多いので、まだお使いでない方は一度ご覧になってみてください。




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